「皇帝ペンギン」感想

ネタバレ有りです。
 























南極に住む皇帝ペンギン
子育てを1年間追い続けたドキュメンタリー。
予想をはるかに越える過酷な状況で
ペンギンは子育てをします。
 
各地からペンギンたちが
営巣地を求めて大行進するところから始まります。
数千羽のペンギンが一度に集まる姿にびっくり( ̄□ ̄;)!!
そして求愛のダンスでパートナーを探します。
 
メス>オスの比率のため
壮絶なオス争い。
お互いの身体をベシベシと叩き合って闘います。
 
そして時が流れて卵か生まれます。
1羽につき1個の卵。
 
卵を産むとハラペコのメスは海を目指して旅立ち。
安全な営巣地からエサのある海は遥か彼方にあるのです。
メスのいない間、オスは激しいブリザードに耐えながら
身体を寄せ合って卵を守ります。
 
やがてヒナが孵り、メスも戻ってくる。
ここからはオスがエサを求めに行く番。
彼らは120日間も絶食しているおかげで
命がけの旅となる。
  
そして旅たち。
父・母はそれぞれ別の道を歩き
子供達もひとり立ちして海を泳いで行きます。
 
知られざるペンギンの生態を目の当たりにして
ただただびっくり。
ヒナを見て可愛いな〜(*´Д`*)と思う反面、
天敵の餌食になる姿や
子を失った(卵・ヒナともに寒さに弱く、命を落としやすい)母ペンギンが
他人の子供を奪う姿など
見ていてツライシーンも多い。
でもこれが自然の姿なのだ。
生き残ったものだけが強くなり
また来年営巣地に帰ってこれるのです。
 
たくさんのことを学べる映画だった。
他の動物でもこのような映画があったら観てみたいなぁ。